龍脳樹フロー 0神代、反乱の果て。  1)荒地と泥にまみれた土地で雨の中、長が多くの人に囲まれて死んでいる。 ↓ ※何故、長が死んでいるのか?  反乱を起こした結果、殺したから。 ↓ ※何故、殺したのか?  純血主義と厚遇を謳い文句に、竜脳を使い破山を使ったから。 ↓ ※どうやって死んだのか?  自らの力に溺れ仲間は離心し、残された人間は本拠地に乗り込まれて人海戦術で殺されていった。  2)多くの竜の一族が死体となって転がっている。 ↓ ※何故、死体となっているのか 0−1)を参照。  3)竜の一族がわずかに動き、命乞いをするも突き殺す。 ↓ ※何故、殺したのか?  破山で同士を殺した上、裏切ったから。 ↓ ※何を裏切ったのか?  自分達との共存関係。  4)これで終わればいいと感じる。 ↓ ※何故、そう思うのか?  死体ばかりになっている現状を見て。 1夕方、森  1)主人公は使いを終え、集落へ戻っている。 ↓ ※何の使いか?  資源のやり取り。  2)娘が他の集落から追いかけられている。 ↓ ※何故、追いかけられているのか?  竜の一族だから。 ↓ ※何故、竜の一族だと追いかけられるのか?  破山を引き起こし、民を殺す存在だとして殺す為。 ↓ ※何故、殺すのか?  破山と力に対する抑止と言う名の恐怖。  3)男達をとっちめると娘から礼を言われ、問いてもいないのに娘は自己紹介をする。 ↓ ※何故、とっちめたのか?  明らかに乱暴目的にしか見えないから。 ↓ ※何故、自己紹介をするのか?  このまま立ち去るのはどうかと思ったし、他に話す事が何もないから。  4)出身の集落を問うも、娘は場所がないといって根拠を話す。 ↓ ※何故出身を問うのか?  近くの集落で見ない顔だから。 ↓ ※根拠とは?  竜の一族である。 ↓ ※何故、竜の巫女だと話すのか?  帰る場所がない根拠。  そして主人公が自分をとっちめる事はないだろうという推測。 ↓ ※何故、とっちめないと思ったのか?  助けた人間を直ぐにとっちめる真似はしないだろうという、勝手な推測。 ↓ ※何故、ここにいたのか?  新しい居住地を求めていた矢先、道に迷いはぐれた所で集落に助けを求めに行ったら追われた。  5)男は呆れ、竜の巫女の処刑を思い出す。 ↓ ※何故、あきれたのか?  あっさりと知らない人間に身の上を話すこと。  しかも命に関わる事を平然と。 ↓ ※何故、思い出したのか?  竜の一族と聞いて、真っ先に思い出したのが処刑だから。 2 処刑の話。  1)竜の巫女が吊るされ、微塵切りになっている。 ↓ ※何故、殺されたのか?  1−2)を参照。  2)多くの人々は狂乱し、長は演説をしている。 ↓ ※何故、演説をしているのか?  竜の一族は悪しき存在である事を啓発している。 ↓ ※何故、啓発しているのか?  戦を目の当たりにしているから。  3)その様を幼い主人公が見つめていて、逃げ出す。 ↓ ※何故、目の当たりにしているのか?  何事かと抜け出してきていた。 ↓ ※何故、抜け出したのか?  余りにも残酷で、狂気に塗れた人々が怖くなったから。 2.5 集落への道。  1)娘は足元がおぼつかない言葉を言って、共存を求める。 ↓ ※何故、共存を求めるのか?  このままでは互いに先がないから。 ↓ ※何故、先がないのか?  竜の一族は処刑から逃れる為、過酷な場所で暮らしざるを得ない。  民は竜の一族が察知する竜脳の加護を得られないので、資源が稼げず先細りするだけ。  互いに先がない。  2)主人公は半ば同意するかのような返事をするが、無理だと言う。 ↓ ※何故、半ば同意するのか?  処刑の様を見て、いがみ合っていてももう意味がないと思っているから。 ↓ ※何故、そう思うのか?  資源が先細りして取れず、他から取引を続けている状態だから。 ↓ ※それでも否定する理由は?  実際に話した所で誰も応じるはずがない。 ↓ ※何故か?  熱狂的な処刑や、戦で竜の一族がして来た事を考えれば仕方がない。  3)それでもと突っかかる娘に呆れ、現実を見ていないと返して娘を連れて集落に向かう。 ↓ ※何故、突っかかるのか?  それ以外に先を生きる方法がないから。 ↓ ※何故、ないのか?  2−1)を参照。 ↓ ※何故、現実を見ていないと感じているのか?  2−2)を参照。 ↓ ※何故、連れて行くのか?  助けた手前、放置するわけには行かないから。 3夜、集落  1)長が出迎える。 ↓ ※何故、出迎えたのか?  遅く、取引が破談になったのかと思ったから。  2)取引の結果を言うと娘を保護したと言い、明日届けるので家に預けると言って去る。 ↓ ※結果は?  良好で、明日以降使いを出すとの事。 ↓ ※何故、言ったのか?  娘が怪しい者ではないと言う事を先に言っておく必要があった。 ↓ ※何故?  彼女が竜の一族だと悟らせない為。  3)長は娘の刺青を見て懐疑的になるも、周りを見て言いそびれる。 ↓ ※何故、懐疑的になるのか?  長は戦に関わっていて、竜の一族の証である刺青を知っているから。 ↓ ※何故、言いそびれたのか?  すぐにそうだといえないし、言えば混乱を引き起こすだけだから。  また、災いが皆知らないまま直ぐに出て行くのなら問題ないだろうと思ったから。  4)戻る様子を取り巻きと囲っている息子が見ている。 ↓ ※何をしていたのか?  酒を飲んで女に絡んでいた。 ↓ ※何故、見ているのか?  ふと目をやった程度?  5)息子は何事かと、取り巻きを残して長の元に向かう。 ↓ ※何故、何事かと思ったのか?  長の引き方がいつもと違い、憂慮しているように見えたから。 ↓ ※何故、長の元に向かったのか?  何を考えているのか知る為。 ↓ ※何故、知りたかったのか?  父である長の力になりたかったから。 4 長の家。    1)長に息子が突っかかり隠し事を迫る。 ↓ ※何故、迫るのか? 3−5)参照。  2)長は息子に主人公が保護してきた娘が竜の一族かもしれないと明かす。 ↓ ※何故、明かしたのか?  余りにもしつこく迫るので折れた。  3)驚くも、直ぐに喜び直ぐに処刑を迫る。 ↓ ※何故、喜んだのか?  主人公は元々よそ者で、そいつがのし上がってくるのが嫌だった。  加えて、竜の一族を処刑すれば皆が自分を支持してくれる。  4)長が渋る中取り巻きが来ると、経緯を話して準備をする様に取り掛かる。 ↓ ※何故、渋るのか?  処刑は行われたばかりのうえ、彼女が本当にそうかという保証もない。 もしそうだとしても、誰も知らないままでていくのであればそれでいい。  余計な事をすれば破山が飛ぶかもしれない。  だからそっとしておけばいいと考えていたから。 ↓ ※何故、取り巻きが来たのか?  突然去った、息子の事が気になったから。 ↓ ※何故、準備に取り掛かるのか?  5)取り巻きは人々に伝える様にいい、解散する。 ↓ ※何を伝えるのか?   竜の一族がいる事。  処刑の準備と手はず。  6)息子は去り、長は愕然とする。 ↓ ※何故、去ったのか?  自分も準備する為。 ↓ ※何故、愕然とするのか?  そっとしておけば……と後悔したから。 ↓ ※何故、そっとして置けばよかったのか?  5−4)参照。 5家  1)飯は出ないし、気づかれると不味いと注意し、明日早く出ると話す。 ↓ ※何故、注意したのか?  安易な希望は持つなと言う意味。 ↓ ※何故、早く出るのか?  誰にも迷惑をかけたくないから。  彼女が竜の一族だと悟られたくないから。 ↓ ※何処に行くのか?  適当な所で開放する。  そこまで考えていない。  2)娘は感謝の言葉を言い、集落について話す。 ↓ ※集落についてとは?  竜脳が豊かで、取引しないとやっていけないとは思えない。  3)先細りは娘は竜の一族を差別するからと言い、差別しなければと言う。 ↓ ※何故、先細りしているのか?  地脈からくみ上げている竜脳が徐々に少なくなっていく上、探知できる竜の一族は軒並み処刑されているから。 ↓ ※何故、少なくなっていくのか?  竜脳は様々な恵みとなって還元され、地脈に戻り再び竜脳樹を介してくみ上げられる。  その中でこし取られていき徐々に少なくなっていく。  4)主人公は現実だと言って否定し、それなら身分を偽って暮らすしかないと言う。 ↓ ※何故、否定したのか?  2−2)参照。  5)娘は力は殆ど封じたと話すも、それでも恐れていると話す。 ↓ ※何故、封じたのか?  神代の反乱以降、竜の一族にも力を恐れる人間がいた為。 ↓ ※どうやって、封じたのか?  竜脳への反応、同調を防ぐノイズとなる物で作られたインクで刺青を彫る。  それでも元々力の強い彼女は、感じ取ってしまうのだと言う。 ↓ ※あくまで刺青は同調ノイズを発生させるものであり、ノイズを持ってしても感じ取ってしまう人間は少なからずいる。  6)主人公は黙って寝ていればいいと言うが、娘に襲わないかと疑心を出され焦る。 ↓ ※何故、寝ている様に言うのか?  余計な事を言わずに寝ていればそれでよい。  10)外が騒がしい事に違和感を覚え、外に出る。 ↓ ※何故、騒がしいのか?  処刑の動きが強まっている為。 ↓ ※何故、強まっているのか?  4−5)参照。 6 集落b  1)息子を筆頭に、多くの人が武器を持って睨んでいる。 ↓ ※何故、息子が筆頭なのか?  長は関わる気がない。  2)何事かと娘が外に出ると、息子はアイツだと言い放ち、主人公に絡む。 ↓ ※何故、突っかかるのか?  4−3)参照。  3)娘は説得しようとするが耳を貸さない。 ↓ ※何故、説得しようとするのか?  話せば分かると、そう思っているから。  4)主人公はこれが現実だと言うと、娘は仕方がないと言う。 ↓ ※何故、仕方がないと思ったのか?  生き延びる為、止むを得ないと思った。 ↓ ※何故、生き延びないといけないのか?  理想の為に生きなければならないと思ったから。  6)追い詰められる中、娘は周囲全体に散らばる多量の竜脳を感じ取り、前に出て発破をかける。 ↓ ※何故、感じ取ったのか?  封印が解かれたから。 ↓ ※何故、発破をかけたのか?  威圧して幻影を現実っぽく見せる為。 ↓ ※何故、そうするのか?  ここから逃げ出す為。  7)力を解放する。 ↓ ※封印されているのに力が開放できるのか?  出来ない。  あくまで幻影でしかなく、その程度であれば可能である。  最も、彼女自身が元々力が強かったので、抑えても強い事に変わりはない。 6破山の幻影  1)竜脳が娘の力に反応し、蛍の様な無数の光を生み出す。  2)人々は何事かと驚くも、息子は人々を払いのけて攻め込む。 ↓ ※何故、驚くのか?  竜脳の発現を目の当たりにした事がないから。 ↓ ※何故、目の当たりにした事がないのか?  竜の一族は力を出す前に皆処刑されたのか? ↓ ※何故、力を出さなかったのか?  力を使えば、神代と同じ過ちを繰り返す事になるから。 ↓ ※過ちとは?  0−1)以降を参照。 ↓ ※何故、攻め込むのか?  只の張ったりだと思ったから。  2)取り巻きが攻めた瞬間、娘の周囲から大地が割け、土が砂の様に分解されて巻き上げられる。 ↓ ※何故、攻めたのか?  息子の後に続いた。  3)砂が人々を覆い、衝撃が走る中長は破山の光景を思い出し口に出す。 ↓ ※何故、破山を知っているのか?  神代の戦に関わった事があるから。  4)破山を聞いて人々は混乱し、息子は砂塗れの中で威勢よく挑発するも、足元を覗いて大地が砕けている様を見て慄く。 ↓ ※何故、混乱したのか?  破山の恐ろしさは人々に語り続けられているから。 ↓ ※何故、挑発するのか?  砂まみれで周りが全く見えていないから。  5)そんな中、娘は主人公の手を取って逃げる様に言う。 ↓ ※何故、一緒に逃げようというのか?  同じ志を持っている人を見逃すわけにはいかないから。 ↓ ※同じ志とは?  竜の一族との共存。  6)主人公が戸惑う中、娘は竜脳の光を差してそう見えるだけだと言う。 ↓ ※何故、戸惑うのか?  多くの人々を殺す力を目の当たりにしているから。 ↓ ※何故、説明するのか?  何も影響がなく、安心して欲しいから。  7)主人公は頷いて逃げる。 ↓ ※何故、逃げるのか?  これ以上じっとしていても追い詰められるだけだから。 7集落  1)竜脳の反応が消え、全てが幻となる。 ↓ ※何故、消えたのか?  力を解放する娘が消えたから。 ↓ ※何故、消えたのか?  6−5)参照。  2)何事もない中、人々は呆然となる。 8森  1)幻影を見せて逃げ切ったが、真っ暗闇で行く当てもないと言う。 ↓ ※何故、当てがないのか?  とりあえず逃げただけの上、もう戻れないから。 ↓ ※何故、戻れないのか?  戻れば処刑されるから。 ↓ ※何故、処刑されるのか?  6−1)参照。  2)そこに動物が来て、食われると思うが娘は大丈夫と言う。 ↓ ※何故、動物が来るのか?  彼らに食料を分け与える為。 ↓ ※何故、分け与えるのか?  敵対心がなく、仲間だと言う現われ。 ↓ ※何故、大丈夫だというのか?  敵対心がないのが分かっているから。 ↓ ※何故、分かるのか?  動物から感じ取った感情の様な物。  4)動物は小動物を置いて去っていく。 ↓ ※何故、小動物を置いていったのか?  8ー2)参照。  5)家を失い行く当てがないと言った所、娘は一旦里に戻ろうという。 ↓ ※何故、当てがないのか?  8−1)参照。 ↓ ※何故、戻ろうと言ったのか?  集落の事実を知った上で、一旦戻って何とかしようと思ったから……と思った。  実際には集落に民にも理解者がいる事を知らせたかっただけ。  6)場所が場所だけに愕然とするも、娘は一人じゃないからと何とかなるという。 ↓ ※何故、愕然としたのか?  余りにも遠く、集落を幾つも回らないとたどり着けないから。  一つの集落でこの様なのに、幾つも回れば命が幾つあっても足りないから。 ↓ ※何故、何とかなるというのか?  一人じゃないので、不安がないと言う理由から。  9)相変わらず地に足着いていない言葉に、男は愕然となる。 ↓ ※何故、愕然となるのか?  二人になったからと言って、大丈夫なわけがない。  事実を知ったうえで引くのかと思えば、次にこの言動。  丸っきり当てにならないと思ったから。